事業を拡大していくと取引先も多くなっていきます。ほとんどの企業は、法令を守り健全な経営を行っているでしょう。しかし、中には反社会的勢力と関係のある企業や過去になにかしらの法令違反があった企業がいるかもしれません。特に上場を目指している企業は取引先にも注意する必要があるため、コンプライアンスチェックが欠かせません。また、売上金がきちんと回収できるかといった与信審査も同時に行う必要があります。企業によってチェックの方法はそれぞれですが、正確に判断しなければならずかなりの時間を要します。この記事では、コンプライアンスチェック自動ツールの紹介と事例を紹介します。
コンプライアンスチェックを自動で！手作業による負担を軽減
コンプライアンスチェックを行うにはさまざまな方法がありますが、自動でできるツールも登場しています。その中のひとつ「RoboRoboコンプライアンスチェック」は、取引先企業・個人・採用候補者が法令違反、企業倫理や社会規範に反した行動をしていないか「自動でチェックすることができるクラウドサービス」です。
RoboRoboコンプライアンスチェックの主な機能は、以下の通りです。
調査を一括処理
EXCELテンプレートファイルを活用して、一括で調査対象の登録が可能。さらに最大1,000件まで一括で調査をおこなえます。
AIが記事の疑わしさを自動判定
AIによる判定機能を実装。インターネット上から取得した全ての記事から疑わしい記事、関連性のない記事を自動抽出し3段階「高/中/低」で分類します。
証跡の自動取得・保存
調査記事をPDF・CSV・EXCELの形式でツール上に自動取得。用途に応じて自由に保存することが可能です。
取引判断を一元管理
記事確認後の取引判断をツール上で管理可能。複数担当者での利用時や、定期チェック時の判断状況・判断理由をすぐに把握できます。
記事を同時取得可能なオプション機能
1クリックで実行で、インターネット記事と新聞掲載記事を同時に取得できます。
コンプライアンス自動チェックツールを使用した事例
ここからはRoboRoboコンプライアンスチェックを利用した事例を課題と解決内容といっしょに見ていきます。
担当者ごとにバラバラだった判断基準を統一！社員の育成体制も構築 不動産会社A
不動産会社Aでは、オフィスビルや商業用地を主に取り扱っていて契約者のほとんどが法人です。取引金額は大きくなるので、コンプライアンスチェックは欠かせません。しかし社内の判断基準があいまいなため、担当者ごとにチェック方法が異なって統制が取れていない状況でした。
コンプライアンスチェックツール導入後
RoboRoboコンプライアンスチェックを導入後は、社内で確認すべき記事を統一することで基準が明確になり、取引先の質にばらつきがなくなりました。特に、インターネット上の記事は虚偽のものも含まれます。RoboRoboコンプライアンスチェックの3段階注目度判定機能を利用し、社内基準を作ったことが功を奏したようです。
またチェック体制を統一したことで、新しく入社した社員にもチェックツールの使い方を教えるだけで良くなり、そのほかの教育に時間をとれるようになっています。
2つ以上のツールを利用していたチェックを一元化！作業時間を5割カット ITサービス会社B
取引先の反社チェックと与信審査に2つのツールを利用していたITサービス会社B。反社チェックでは、インターネット上の記事と新聞記事検索を利用していました。両方に問題がなければ、別のツールで与信審査を行います。近々上場を予定しており、過去に契約した取引先のチェックも行うことになり、担当部署の作業量がさらに増えることになりそうです。
コンプライアンスチェックツール導入後
膨大な作業量が発生するのを機にRoboRoboコンプライアンスチェックを導入。反社チェックと与信審査は同時に行えるので、作業量はこれまでの半分ですみます。
また、これまで各ツールで取得した情報をまとめる必要があったのですが、RoboRoboコンプライアンスチェックでは一元管理ができるので、その作業分も削減されます。担当部署でチェックにあたっていた人員は、削減できた時間を上場に向けた作業に充てることができました。
同姓同名の量に個人調査は限界！採用チェックにかかる時間を削減 人材サービス会社C
人材サービス会社Cは、登録人材のチェックをインターネット上で行っていました。しかし、同姓同名の記事が上がってきては内容まで調査するため、膨大な時間がかかります。あまりにも多い量をチェックするので、個人が対象の場合はどうしても適当になりがちでした。
コンプライアンスチェックツール導入後
RoboRoboコンプライアンスチェックでは、氏名による検索も可能。同姓同名の記事は、3段階注目度判定機能を利用してチェックすべき内容をあらかじめ決めました。その結果、個人のチェックについても大幅に作業時間が削減でき、採用基準を統一。従業員に対しても、定期的にチェックを行いコンプライアンス遵守に努められています。
まとめ
RoboRoboコンプライアンスチェックの概要と利用事例を紹介しました。取引先が少ないうちは、手動でチェックを行っても問題ありませんが、さまざまな媒体を使用しているならぜひコンプライアンス自動チェックツールの導入を検討してみてください。与信審査もスピーディに行えるので、取引も迅速に進められます。また、チェックに割いていた時間やコストも見直せるので、導入メリットも多いのではないでしょうか。
