以前よりRPAは「オワコン」になるという記事を目にすることがあります。単純な反復作業を代行する技術と考えていればオワコン化していくでしょう。しかし、昨今ではAI(人工知能)技術を取り入れて、これまでよりも高度な作業を行えるようになってきました。はたしてRPAは、オワコン化していくのでしょうか?少し前の記事となりますが、興味深い記事があったので紹介します。
単純作業以上の進化が求められるRPA
https://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/2303/20/news04.html
紹介した記事内では、DX(デジタルトランスフォーメーション)が進むにつれてRPAはレガシー化、いわゆる古い技術となっていくと危惧しています。
RPAは基本的に単純な事務作業を代行してくれる技術として使用されてきました。RPAにより繰り返すだけで退屈な多くの業務が人の手から離れたことも事実です。しかし、AIといった新しい技術が発展し今のままではRPAもその波に飲まれてしまうでしょう。
そこでRPAとAIの技術を利用して人間が行っていた作業を分析、最適化できるインテリジェントオートメーションへと移行させることができれば、RPAを動かすために行っていた業務の洗い出しや工程の書き出しも自動化できるかもしれません。新しい技術は日々世の中に出てきますが、それぞれの良い点を活かしていくことも必要なようです。
インテリジェントオートメーションとは?メリットも紹介
紹介した記事に出てきたインテリジェントオートメーションは、すでに実現化されています。RPAとAIの技術を組み合わせ、人間が行ってきた判断や意思決定を行い、さらに高度な自動化を目指せます。とは言え、すべてを任せられるにはAIによる学習時間がまだまだ必要なため、どこかで必ず人間が判断しなければなりません。
では、インテリジェントオートメーションが一般的に広がればどのようなメリットがあるのでしょうか。
ビジネスプロセスの自動化によるコスト削減
業務上、人が行わなければならないことも自動化できれば、時間やかかるコストを削減できます。また、処理速度や精度も改善可能でしょう。
エラーを削減し生産性の向上が可能
人が行う作業には、どんなに気をつけていてもミスやエラーが起きます。そういった作業も自動化すれば、人間が起こすようなミスやエラーは削減されて、生産性が上がるのは間違いありません。
プロセスを整理し、一貫性のある業務へ改善
整理されていないナレッジや担当ごとに違う工程、テキストや画像、動画に渡るさまざまなマニュアルをまとめて業務に一貫性を持たせることが可能です。また、担当者に依存していたプロセスも拾い出し、後任へ適切に引き継ぐこともできるでしょう。
コンプライアンスに準拠した健全な運用
人間だけの作業では、要件を忘れてしまうことがあるかもしれません。インテリジェントオートメーションでは法律や業界ルールなど要件をあらかじめ学習させておけば、コンプライアンスに準拠した業務を容易に遂行可能です。
不正アクセスが容易に検知できセキュリティが向上
インテリジェントオートメーションでは、ネットワークやデータ構造を分析することで人間のミスによる情報漏洩や不正アクセスのリスクを軽減できます。また、セキュリティ機能を自動化すれば、より高度なセキュリティ対策を実現できるでしょう。
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AI JIMY Paperbotを利用するメリット
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自動でファイル名を変換できるリネーム機能
リアルタイム処理を行い、任意で電子帳簿保存法の改正にも対応したファイル名に自動で変換可能です。
AI類似変換で社内のマスタと連携し、文字認識が向上
日本語の認識は、手書きも含めてかなり高い精度で変換できます。間違いやすい商品名などの固有名詞は、あらかじめAI JIMY Paperbotに登録しておくことでさらに認識率が向上します。
多様な業務で活用
さまざまな業務で使用が可能です。FAXの受注入力、請求書の集計、手書きアンケートや申込書のデータ入力、作業日報のデジタルデータ化など多岐にわたる業務プロセスをサポートします。
まとめ
「“オワコン”化するRPAは「これからも役立つツール」になるのか」という記事とともにRPAの今後について紹介しました。システムのレガシー化をただ待つのではなく、今ある技術とこれからの技術を組み合わせて使用することで、新たな技術を生み出しさらなる業務効率化を目指せます。技術の進歩は目覚ましいですが、さまざまな技術を組み合わせて利用する考え方も今後は必要なのかもしれません。