デザイン思考にDXの共通点?新たなビジネス思考法にみる関係性

DX(デジタルトランスフォーメーション)を進めるには、テクノロジーのことだけではなくさまざまな観点をもつ必要があります。なかでも注目されているのが「デザイン思考」です。聞いたことがない方も多いかもしれませんが、言葉だけをとらえるとデザインとDXでは関係性がわかりません。本記事では、DX推進に役立つデザイン思考の関係性やどのように実践すればよいのかを解説します。

目次

ビジネス手法であるデザイン思考とは

デザイン思考(Design Thinking)は、1987年にピーター・ロウが出版した「デザインの思考過程」の中ではじめて登場したとされています。デザイン(設計)を行う過程で、クリエイターの思考プロセスを課題解決に利用する方法です。もう少しカンタンに言うとユーザーの隠れたニーズを捉え、新しい発想や手法を用いて問題解決を図ることとしています。

問題解決を考えるのであれば、これまでと何も変わらないと思う方もいるかもしれません。これまでの多くの考え方は、課題解決のために仮説を立てて進めるといった企業側が中心となった考え方でした。デザイン思考は、あくまでユーザーを観察して発見したニーズに基づいて、仮説検証から解決方法までユーザーを中心として進められます。そのためデザイン思考では、思ってもみないような新しい発想が出たり、ビジネスにイノベーションを起こしたりすることができるです。

たとえば代表的な事例として、Apple社のiPodがあります。社内のマーケターだけでなく、デザイナーや心理学者などさまざまな専門家が開発に参加し、これまでの音楽プレーヤーの常識を覆すような商品を発売しました。PCの普及により他のメーカーでもMP3プレーヤーの販売はされていたものの、CDからMP3に変換する作業が面倒に思っていたユーザーがいることを観察し考えた結果と言われています。当時を思い返すと、確かにPCにCDを入れれば自動でiPodに同期できたのでとても便利で画期的でした。

デザイン思考がDXと関係性が深いワケ

デザイン思考について解説しましたが、DXとはどのような関係があるのでしょうか?デザイン思考は、ユーザーを主体とするビジネスの考え方です。そのうえで、サービスや商品をブラッシュアップしイノベーションを起こします。イノベーションを起こすといった点ではDXに通じるものがあるため、デザイン思考で臨むことを推奨しているビジネス書も多いようです。

「ユーザーを観察する」というのは、直接的に感想や情報を集めるだけでなく環境や流行、問題点など目に見えて現れない情報を読み取る力と捉えています。DXは企業が将来競争していくうえで優位に立てるようになるためとありますが、最終的な目的は人々の生活を便利でより良くすることです。そういった点でも、デザイン思考と共通するところは多いと言えるでしょう。

デザイン思考を実践するためのポイント4つ

1.自社のユーザーを理解する

自身がユーザーであった場合、サービスや商品を利用する上でどのような課題があるかを考えます。その際、企業や開発側の都合は忘れ、1ユーザーとしての視点を持つことが大事です。企業側に立つと課題解決の際に、できないことも考えがちになります。そうなると結局今までと体制を変えることができず、イノベーションも起こりづらくなります。大事なのは、徹底的に1ユーザーになること。この際、自社のサービスや商品を1ユーザーとして使い倒してみるのもおススメです。

2.課題を想定し社内で共有する

ユーザーを理解しようとしたときに、多くの情報を集めたのではないでしょうか?たとえば、BtoBなら業種や利用部署に企業規模、BtoCなら年齢層や性別、家族構成などさまざまな情報が得られるはずです。そこから自社のサービスや商品がどのように使われ、なにに課題や不満を感じているのかをイメージします。イメージが付けられると解決への行動が起こしやすいはずです。想定された課題はぜひ社内で共有し、プロジェクトとは別のチームでも意見交換をしてみてください。これまで考えもつかなかったような解決法が見つかるかもしれません。

3.アイデアを形にしてテストを繰り返す

チームや自社で共有した課題について、解決に向けたアイデアもぜひ話し合ってみてください。またどうすればアイデアを形にできるか、いろいろと試していくこともおススメです。あのiPodも商品化するまでに100以上の試作品を出したそうです。いきなり完成形でなくてかまいません。とにかく形にすることを目的に、どんどん出していってみましょう。

4.ユーザーも巻き込んでテストを行う

ある程度形になったら、ぜひユーザーにもテストしてもらいましょう。テストを行った際に得られる感想や反応を見て、サービスや商品がユーザーにマッチしているかを確認します。もちろん、ここで良いものができたから終わりではなく、ユーザーの意見や長期的に使用した感想なども取り入れて、常にブラッシュアップしていくことが大事です。

エンジニアが本気で考えた業務効率化ツール AI JIMY Paperbot

業務効率化にOCRを初めて検討する方や少ない予算で始めたい方はAI JIMY Paperbotがおすすめです。

手書き文字にも対応のAI OCRを使用しており、世界最高水準の文字認識率を達成しています。また、文字認識した結果をExcelや個別の管理システムへ自動入力ができるRPAも搭載しています。データ入力やリネームの作業のための機能が数多く搭載しています。このツール一つで業務の自動化が実現化が可能です。

無料トライアルを行っているので、気になる方は試してみてはいかがでしょうか。

参照サイト <a href=httpsaijimycomutm source=laboutm medium=referralutm campaign=labo1>httpsaijimycom<a>

AI JIMY Paperbotを利用するメリット

OCRに生成AIとRPAを搭載 一つのツールでデータ入力作業を完結

画像の取り込みから取引先ごとの仕分け、手書き文字の認識、テキストデータの出力、業務システムへのデータ入力まで、一連の作業をAI JIMY Paperbotひとつで自動化できます。

無料で誰でもカンタンに使用可能

AI JIMY Paperbotは特別な技術知識は不要で、マウスだけの直感的な操作が可能です。RPAツールとの連携や専門知識が必要なAPIなどの開発作業は必要ありません。無料で利用開始できますので、カンタンに試すことができます。

自動でファイル名を変換できるリネーム機能

リアルタイム処理を行い、任意で電子帳簿保存法の改正にも対応したファイル名に自動で変換可能です。

AI類似変換で社内のマスタと連携し、文字認識が向上

日本語の認識は、手書きも含めてかなり高い精度で変換できます。間違いやすい商品名などの固有名詞は、あらかじめAI JIMY Paperbotに登録しておくことでさらに認識率が向上します。

多様な業務で活用

さまざまな業務で使用が可能です。FAXの受注入力、請求書の集計、手書きアンケートや申込書のデータ入力、作業日報のデジタルデータ化など多岐にわたる業務プロセスをサポートします。

まとめ

デザイン思考の解説とDXへの落とし込みについて紹介しました。デザイン思考については、まだまだ研究が続けられています。ユーザー主体やイノベーションを起こすという点はDXとかなり親和性があるため、これからも研究内容を追っていくと良いかもしれません。経験や実績に頼った事業展開は、経営リスクも低く確実に成長ができるでしょう。しかし過去を踏襲しているためイノベーションを起こせるかと言えば、難しいのではないでしょうか。国がDXを推進するくらいビジネスにも大きな転換が必要なときです。さまざまな視点を持って、ビジネスを成功に導いてみてください。

ajp_banner

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次